現場の進捗だけでなく、普段感じている事書いてます。
[ちょっと]の思いが垣間見れるかと思います。
今年最後の現場チェックになりました。
木造の集合住宅です、耐力壁の筋交いの位置が間違ってないか
補強金物がちゃんと取り付いているか確認していきます。
4月入居予定なのですこし工事が遅れている様です
サッシュや壁などが取り付いて雨風が防げる様になると
天候に関係なく順調に進み出すでしょう。
今年は通常業務以外で事務所を建て替えたので
いってもどって2階の引っ越し。
工事中に父が前立腺と心臓の病で倒れたり
ばたばたしてるだけの1年でした。
業務では去年から続く金融危機の影響で
打合せ進めたけど、『お金が借りられなくなったとか
退職金が出なかった.先々不安になったから中止します。』など
厳しい話ばかりでした。
来年は良い年にしましょう!!良いお年を
都内の集合住宅現場がやっと軸組が立ち上がってきました。
木造8所帯に建物です。骨組みの力強さは美しいです、、
この物件はかなりの変形のため
構造的な検証を施工業者さんとかなり重ねたので柱がかなり多くなってしまいました。
通し柱はしっかり金物工法で施工されていました。
梁は柱にほぞ穴をあけて差し込んで止めているので
3方から梁が止められると穴だらけになってしまいます。
この金物工法では鉄板の切り込みとボルト(ドリフトピン)の穴のみで
柱の傷を最小限におさえ強度をもたせます。
2階立てですがロフト付きなので
廻りの住宅より頭一つでますので2階の部屋は日当りがよさそうです。
今回は地盤調査です。
地盤調査にいくつかあり、通常は
1.スウェ-デン式サインディング
2.平板載荷試験
3.ボ-リング調査
4.ブロックサンプリング
この現場は高円寺で始まった、小さいですが鉄骨3階+ロフト
店舗兼住宅です。
2.の方法で試験しました。
実際の設計の基礎深さまで堀り、そこで荷重をかけます。
掘ってみないと、その深さで荷重がでるかどうかわからないので
かなり手探りです。
しかし、他の方法は土を掘る時の力から計算して導きだすのに対して
この方法は実際の深さで実際と同じように重さをかけて実験するので
最も正確でしかも他の方法よりも
大きめの耐力をあらわれるといわれています。
この赤土が重要で関東ロ-ム層といいます。
昔、富士山の噴火でつもった火山灰が堆積した土だそうです。
赤い色は火山の中の鉄分がさびたものだと言われています。
この土が出れば6トン~10トンぐらい地耐力でます。
木造3階で3トンぐらい
鉄骨3階で5トンぐらいですから十分という目安になります。
設計士は役所の申請やデザインだけでなく
構造や地盤すべてに精通しなければならないので奥深い!!
住宅メ-カ-の役所申請がおわれば業務終了の設計士や
表層のデザイン、パ-スのみで業務終了の設計士と
一緒にされると非常にせつない。
違いがわかって。。。。
世田谷で木造の物件を進めています。
世田谷区では4棟設計したことがありますが
3カ所は地盤耐力不足でした。
すごく人気のある地域ですが
地盤耐力がないと地盤改良または杭工事が発生して
別途費用がかかります。
なやましい!!!!
鋼管杭3mを打ち込みながら溶接して2本打ち込む
鋼管の柱の上にコンクリ-ト基礎を乗っける
ちょうどスパイクを履いているようにします。
木造での地盤工事はおおくが
地盤改良—–コンクリと土を混ぜ60cmパイの杭を作ります。
鋼管杭——-上記方法
摩擦杭——-鋼管にプロペラがついていて支持力を出します。
上から下へ地盤が弱くなり.値段が高くなります。
これの地盤調査して見ないとわからないので
購入するまでは『天のみぞ知る』です。