軽井沢の千住博美術館に行ってきました。静かだけどすごい衝撃を受けました。
外から見てると何も変わったところのないガラス張りの建物。
なんかよく見る建築家のエゴでガラス張りにしちゃったけど、実際はカーテンを閉めっぱなし
みたいな感じに。
大げさなファサードや門もなく、白樺?木々の中をぐるっと迂回させられ
どんな建物だろうと期待させられます。
ユニバーサルスタジオのハリ-ポッタ-ゾーンに入る前に木々の中を延々並ばされ
突然、映画中の世界に迷い込むそんな狙い、、、、
自販機で券を買って建物に入ると突然2枚目のインテリアに遭遇します。
一緒に行っていた息子が『床が斜めなんだ〜』と
写真ではまたく伝わらないとは思いますが斜めと言うよりも
森の中の丘にそのまま屋根をかけたような….山なり??
僕ら建築士には水平垂直はとても大事だし
欠陥建築は床のビー玉が転がるし、何かこぼしたら流れて行っちゃうし……
暗い展示も一部あって見てるうちに水平感覚が狂ってくるような?
そんな事は御構い無しに床が山なり…でもこんな建物今までにもあった…かのように
自然でとてもシンプル。(もちろん出会った事はない)
山を登りながら丘を歩きながら景色や花々を見て歩く…床が平らな訳が無いそんな感じ?
建物の使い方の行為?概念を静かに打ち壊している素晴らしい建物でした。
(内部写真は撮れないのでホームページから持って来てしまいました。)
投稿日:2022年5月5日
カテゴリー:建築
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